こんにちは☀
今回は生活防衛費についてです。
現代の生活において、予期せぬ支出や急な出費は避けられません。

そんな時に頼りになるのが「生活防衛費」です。しかし、多くの人が「生活防衛費」を十分に確保できていないのが現状です。
この記事では、節約を意識した方法で生活防衛費をしっかり確保し、貯蓄額を増やすための実践的なアプローチを紹介します。
日々の生活を守るためのステップや、急な支出にも対応できる余裕を持つ方法がわかります。
生活防衛費とは?

まず、はじめに生活防衛費とはなにか?貯蓄を増やすうえで、なぜ重要なのか?を解説していきます。
生活防衛費とはなにか?
生活防衛費とは、予期せぬ事態に備えて用意しておく資金のことです。
失業、病気、けが、災害などの緊急事態が発生した際に、当面の生活を維持するために使用される資金です。

どのくらいの金額が必要か?
生活防衛費の目安は、年齢・家族構成によって大きく変わりますが、生活費の6ヶ月分〜1年分です。
例えば、2024年1月〜3月の消費支出平均が単身世帯178,784円、2人以上世帯296,016円 です。この数字を元に生活防衛費を計算すると、
単身世帯の生活防衛費 1,072,704円〜2,144,448円
2人以上世帯の生活防衛費 1,776,096円〜3,552,192円
【出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)】
となります。
わたし自身の感想ですと、こんなに!?です。
皆さんはいかがでしょうか?
少なくとも生活防衛費を貯めることが大変なことがわかります。
しかし、ここで重要なのはご自身の家計で考えることです。
世帯年収400万円あたりですと、月の支出はそこまで高くないのではないでしょうか?
上の試算は世帯年収ではなく、人数での支出ですので、我が家では当てはまりません。
そこで我が家の支出から計算してみます。我が家の家計簿で予備費を含めた支出平均は240,000円です。
ここから計算すると生活防衛費は1440,000円〜2,880,000円でした。

生活防衛費を貯めるための流れ
- 収入と支出を把握する: まず、自分の月々の収入と支出を把握し、生活防衛費を積み立てるためにどれくらいの余裕があるかを確認します。
- 生活防衛費の目標を設定する: 生活防衛費は段階的に積み立てることが理想的です。最初は少額でも、生活防衛費を徐々に増やしていく方法を取ります。
- 日常生活の支出の見直し: 不要な支出を見直して、無駄を減らし、その分を生活防衛費に回すことが有効です。例えば、外食や衝動買いなどを控えることで、積み立てやすくなります。
- 長期的な視野を持つ: 日常生活と生活防衛費を切り分けるためには、短期的な欲求に流されないよう、長期的な視点で計画的に貯金を進めることが重要です。
- 定期的な見直し: 生活防衛費が目標額に達したら、次は投資や貯蓄計画に進むことも選択肢となります。定期的に予算を見直して、必要に応じて調整を行うことが大切です。
生活防衛費を使うタイミング
生活防衛費は基本的に「必要なとき」にのみ使うべきです。
例えば、失業した場合や、急な医療費が必要になった場合など、生活が困難になる状況で使います。
日常的な支出には使わないようにしましょう。
実際に我が家では現在、夫が交通事故で休養中で収入がないため、足りない分を取り崩しています。

貯蓄額を増やすために意識すべき3つのポイント

予算を決める
家計管理をするうえで、大切なのは支出管理です。
そして、次に大切なのが予算をつけてみることです。
はじめのうちは、オーバーしても大丈夫です。物価が上がっているので予想が難しいです。
ですが、その予算があるおかげで、ここまでは大丈夫、少し使いすぎかも、、と気をつけることができます。
無駄遣いをへらすためのマインドセット
皆さんはどんな時にお金を使っていますか?
もちろんお金を使うこと自体は悪いことではありません。ですが、本当に必要な支出がどうかを見極めることが大切です。
ここでわたしはいつも買い物のなかで実践していることをご紹介します。
この様なことを考えてみてください。
はじめは、考えるだけでいいです。
次第に考えてから買い物ができるようになり、衝動買いのリスクを減らせます。

固定費の見直し
固定費は普段なにげなく使っていますが予想以上に大きい支出です。
固定費を見直すだけで、食費を削るよりも大きな削減が期待できます。
この中の一部でもいいので、見直してみてください。
個々の状況に応じて、さまざまなプランがありますので、一概にここだけがいいとは言えません。
最適解が必要な方は、コメント欄でお知らせください。
生活防衛費と貯蓄の管理方法

まずは、生活防衛費と貯金は別々に管理しましょう。
もし、お使いの口座が目的別口座や使い分けができるようでしたら、活用していきましょう。
お持ちではない方は、夫婦の場合は、片方は生活防衛費、片方に貯蓄と分けられます。
とにかく、わけましょう。

生活防衛費のために必要な月額貯金額は?
生活防衛費を月いくら貯金をすればいいでしょうか。
まだ家計管理をはじめたばかりの方は、月の支出がわからない場合があります。
その場合は、先取り貯金として収入の10%〜15%を計算して、生活費とは違う口座に入れて無かったことにしましょう。
はじめは、少しづつですが、確実に貯蓄が増えることが実感できるかと思います。
参考までに我が家では、生活防衛費がまだない時に、先取り貯金から始めました。
次に固定費の見直しをした際には、下がった支出も生活防衛費にまわしていました。
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まとめ
みなさんいかがでしたか?
恥ずかしい話ですが、わたしは長年家計を預かる身でありながら、最近まで生活防衛費の存在を知りませんでした。
引っ越してから思いの外、支出が多く貯金ができていなかったこともあり、このままではいけないと思い、家計管理をはじめました。
わたしから伝えられるのは、【いつからでも家計管理は遅くない。】と言う事です。
焦る必要はありません。しっかりと考え、家計の見直しをして、貯蓄を増やしていく。
考えることで、目先の欲に溺れることもありませんし、なによりも家計管理をすることで、安心して生活を送ることができます。
今回は生活防衛費について解説してきました。
少しでもご参考いただければ、幸いです。


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